セミナーは講師のあり方が試される

「セミナーで商品を売りたい!」と思ったときに読む本

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セミナーは講師のあり方が試される

 セミナーでは冒頭の五分で勝負が決まる、いや登場の時点で勝負が決まると思った方がいいでしょう。登場から五分、できればコネクトパートの部分は念入りに準備をし、練習を重ねておくと、参加者の信頼度は全く違ったものになります。「冒頭の挨拶で信頼ができました」といったアンケートを頂くほど、冒頭は重要です。歌であれば歌いだしでしくじってしまうと、あとは聞いてもらえません。映画では最初の一〇分、音楽であれば最初の四小節、セールスレターであればヘッドコピー。なんでもそうですが始めが肝心なのです。

 講師は参加者の前に姿を現す前には、ステートが出来上がっている必要があります。ステートとは心と体の状態のこと。人前に出るのにふさわしいステート、例えば顔の表情や目つき、立ち方や胸の張り方などがほど良く力の抜けた体の状態と、溢れる情熱で興奮しつつも冷静に自分を観察できるリラックスした心の状態を作ってから参加者の前に姿を現すようにします。むしろステートができていないのであれば、参加者の前に出てはいけません。どんなにカッコイイスーツで着飾ったとしてもステートが低ければ、スーツに着られている痛々しい姿になり評価を下げてしまいます。しかし、ステートがしっかりと出来ていれば、例えTシャツに短パンだとしても、参加者を魅了する講師となります。真のカッコよさはテクニックでもスーツなどではなく、講師の内側からにじみ出るものです。

 ステートを作ってから登壇すると、姿勢、歩き方、声のハリや大きさがまるで違ってきます。目に力があります。挨拶に元気があります。自信を感じます。このような講師が現れ、セミナーが開始したとしたら、参加者はどのように感じるでしょうか?最初の五分で大きな信頼を得られるのは間違いないです。もしあなたが参加したセミナーの講師が、体が丸まり、ぼそぼそと小さい声で話はじめ、悲壮感すら漂っているのを感じたとしたら、「この人、大丈夫かな?」と不安になるのではないでしょうか。そうなっては、その後の挽回は困難。はじめが肝心なのです。

 勘違いされている方もいるのですが、講師が届けるのは『声』ではなく『エネルギー』です。声はマイクを使えばいくらでも届きますが、エネルギーは届きません。セミナー会場の隅々にまで自分のエネルギーを届ける意識が必要です。稀にスライドやレジュメ、PCを読むだけになってしまっている講師がいますが、まるでスライドやレジュメに向かって独り言を言っているようで、ちっともエネルギーが届いていません。声は届いていますが心には響きません。しっかりと参加者と向き合うことができてこそ、エネルギーが届きます。ステートによってエネルギーを作り出し、参加者にエネルギーを届ける。講師はこうした心の在り方が試される、ということを覚えておいてください。

  はポピュラーハイライトです。

 

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